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五十嵐 寛; 菖蒲 康夫; 大内 仁
'93 Int. High-Level Radioactive Waste Management Co, ,
ガラス溶融炉内の溶融ガラスの熱流動現象を物理モデルおよび数学モデルによって評価した。物理モデルはTVF溶融炉の1/3スケールの透明プラスチック製で、模擬流体として7.5%LiClを含有するグリセリンを使用したものである。数学モデルは電荷、質量、運動量およびエネルギーの保持則に対する4つの微分方程式からなり、有限差分法により解いた。解析では物理モデルを対象とし、実験結果と解析結果との比較を行った。物理モデルの流動では対称な6つの循環流が認められ、冷却された主電極の前面では下降流、中央部では上昇流となっていた。数学モデルで得られた流動状況はこれらに良く対応した。また代表点における流速はほぼ一致した。温度分布についても両者の間で一致した。以上の両モデル間の比較検討により数学モデルの検証を行った。